専業主婦や学生が借りられるところって少なくなりましたね
「専業主婦や学生が借りられるところって少なくなりましたね」ある消費者金融会社のカウンターで主婦らしき女性が担当者にやや恨みを込めた口調で呟いた。担当者は何かを言い返そうとしたが、ぐっとこらえて申し訳なさそうに頷いた。
というような光景はフィクションですが、なんとなく多くの場所で繰り広げされていそうな気がします。
総量規制の導入により、専業主婦など収入のない人の借入が禁止されました。実際には主婦を対象にしたものではないですが、パートやアルバイトをしている主婦はともかく、専業主婦には「年収の3分の1」の計算の元である収入がないわけですから、実質「無職」扱いとなり、消費者金融での契約はできません。
実は、専業主婦でも、しかるべき書類の提出により、「配偶者の収入の3分の1」の借入が認められています。しかし、夫に相談するのに抵抗があったりすることが多く、この制度を利用できるケースは少ないそうです。それ以前に夫が総量規制にひっかかっている状況では意味がありませんし。
そこで注目をあびているのが、三菱東京UFJ銀行のカードローン「バンクイック」。少し借入額に制限はあるものの、専業主婦や学生でも申し込めます。これは総量規制の対象外である銀行のカードローンであることが大きいと言えそうです。
暴騰のフィクションの光景は単なる私の妄想ですが、もしその担当者が実在するのなら、バンクイックの存在をこっそり教えたりするかも知れません。「国のやることって、今ひとつ手落ちがありますよねぇ」とか何とか付け加えながら。